PROJECT DANBOLL / 仕様書・設定資料・シナリオ
PROJECT DANBOLL / 制作:スタジオ カミヤ

設定資料:キャラクターと世界

企画書と制作中のビルドに登場する人物の設定と、舞台の設定です。画像は企画書・会話画面で採用している正典画像から。見た目は 80〜90年代 OVA・古いセルアニメの質感を目指しています。

1. 人物

主人公

主人公(男) 主人公(女)

  • ルーブカ学園2年生。無口で、物語の中で言葉を発さない。プレイヤーの選択は言葉ではなく仕草(うなずく・手を伸ばす)で表す。
  • 男女から選べる。どちらもオレンジの髪と青灰色の瞳。制服は白い半袖シャツに濃紺とオレンジの帯(男)、濃紺のセーラーワンピースにオレンジの線(女)。
  • 視点役。プレイヤーが「発見する側」でいられるよう、性格を強く出さない。

少年A

少年A 少年A(ハコビト)

  • 鼻に絆創膏。学校に一人で残っていたクラスメイトで、最初に仲間になる人物。「一人で不安だったんだ、一緒に行動しよう」と、誠実だが弱さを隠さない。
  • 救えなかった場合、頭の上半分に箱をはめたハコビトになる。目の下に濃いクマ、安堵した薄い笑み。「なあ、なんだか気持ちがすごい楽なんだ。お前も早く被ろうぜ」——箱は本人にとっては解放として作用する。

少年F

少年F 少年F(ハコビト)

  • プロスポーツ選手の父を持ち、才能と体格と誠実さで学園中から期待され、慕われている。競技名は作中で出さない。
  • 本音では、好きだったはずの競技を「期待」と「何者でもなくなる怖さ」のために続けている。未来人の事件で競技から降りられることに、本人も気づかない安堵を覚えている。
  • 救えた場合、頼れる言葉を口にするが、自分から先陣を切る熱量は低い。まっすぐな目元に、後ろめたさと悲しさが残る。
  • 救えなかった場合、同じ顔・同じ制服のまま半頭の箱をかぶり、隠していた安堵と怒りが一気に表に出る。デモとトレーラーの中心人物。会話の台本は「シナリオ:少年F」を参照。

博士

博士(女性版) 博士(男性版)

  • 島の成り立ちと、そこに関わった未来人の技術を調べている研究者。主人公にタイムリープ装置を渡す役。
  • 性別は主人公の反対。主人公が男なら女性の博士、女なら男性の博士になる。四方に広がる白髪、額に押し上げた真鍮のゴーグル、よれた白衣は共通。
  • 「このボタンを押せば、お前は未来人襲来の初日に戻ることになるだろう」——周回のたびに、主人公はこの装置を博士から受け取る。

タイムリープ装置

タイムリープ装置

  • 古い携帯無線機(トランシーバー)の形。擦れたオリーブベージュの塗装、段付きのアンテナ、革のストラップ。
  • 正面中央に大きな赤い丸ボタンが1つだけ。他のボタン・つまみ・表示・文字は一切ない。押すと未来人襲来の初日へ戻る。

未来人

未来人三人衆

  • いつかの未来から来た生命体。概念的な存在で肉体を持たず、正義や悪の概念も持たない。「そうするべきだから」島民に箱を被せる。
  • 3人で行動する。てるてる坊主のような一枚布の体に段ボールの箱の顔。怖さとかわいさが同居し、怖い見た目で軽口を叩く。A は標準の箱、B は横長の箱に絆創膏、C は縦長の箱に丸シール。
  • 悪意はない。物理的な境界から生じる遠慮・嫉妬・欲望の抑圧を持たないため、人間から見れば残酷な侵略を、本人たちは無邪気に進める。

2. 世界

  • ルーブカ島 — 近未来のアカデミー都市島。海に囲まれた閉鎖空間で、島全体が巨大な垂直積層都市に見えるスケール。10日間の舞台。
  • ハコビト — 未来人に寄生型の箱を被された島民。普段は抑えている本音・欲望・生き方が表面化し、まだ被っていない者に箱を被せようとする。未来人にとっては制約を取り除く処置、人間にとっては人格と共同体を壊す侵略。
  • 箱の二種 — ハコビトの箱(被せられたもの)と未来人の箱(彼ら自身のもの)は別物。段ボールの意匠はキャラクターだけに使い、UI・メニュー・環境には使わない。
  • 塔 — 二章の舞台。未来人が遺した100階のダンジョン。時間も空腹もない特殊な空間。20階ごとに景色が変わる。
  • 生徒手帳 — 周回をまたいで残る唯一の記録。仲間ごとの救出条件、ハコビト化の条件、聞いた本音。

3. 見た目の方針

  • 80〜90年代 OVA・古いセルアニメの質感。しっかり入った影、繊細な表情、可愛いだけでない陰り。清潔すぎる近未来にしない。
  • 制服は「一目で学生服と分かるのに、見覚えのない新しい制服」。記号はほぼ残し、1か所だけ構造を崩す。
  • 会話画面は左に主人公(聞き手・減光)、右に相手(発話者・明るく大きく)。人物・背景・UI をレイヤーで分け、同じ人物の「救えた顔」と「救えなかった顔」を差分で作る。
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